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【WEST】 パナソニックインパルスvs富士通フロンティアーズ 試合レポート

’16.10.02

富士通LB#16ニクソンの勝利をつかみ取るファンブルリターンTD

 

新システム・NFA式リーグ戦の醍醐味。東西ディビジョンの枠を越えたトップチームが激突するSUPER9の戦いは、ここまでともに3戦全勝同士、パナソニックインパルス(WEST)と、富士通フロンティアーズ(EAST)の試合。昨年のジャパンXボウルの再戦が早くも実現した。 

 

WR#15頓花のビッグゲインを得点に結びつける

先制したのはパナソニック。自陣30ヤードからRB#3デュプリーのランで前進すると、QB#8高田からWR#15頓花へのパスで敵陣へと侵入。続いて、そのWR頓花がモーションからボールをハンドオフされると、45ヤードを独走。ゴール前3ヤードまで迫る。

だが「あそこで決めきらないと」と、パナソニック荒木監督。TDには至らず、K#11佐伯(栄)の21ヤードFGで3点を先制した。

 

その直後だった。パナソニックK#16佐伯(眞)が敵陣奥深くまでボールを蹴りこんだキックオフのボールを、富士通のリターナー#81中村が98ヤードを走り抜けリターンTD。TFPのキックは失敗するが、富士通が6-3と、いきなりの逆転に成功する。 

 

藤田HCが“日本の宝”と称したQB#8高田

その後はパナソニック、富士通とも敵陣まで攻め込むものの、エンドゾーンまでは届かない。

次に仕掛けたのはパナソニック。2Q6分31秒、自陣21ヤードからの攻撃。RBデュプリーが密集から抜け出すと、ブロックがきれいに決まったライン際の走路を64ヤード走り、ゴール前2ヤードまで迫った。ここからRB#33横田が中央突破してTD。10-6とパナソニックのリードで前半を折り返した。

 

後半に入っても、流れはパナソニック。

自陣46ヤードからのオフェンスで、QB高田がWR#83木下へのパスで大きく前進し、敵陣25ヤードまで迫る。しかしここから攻めあぐね、TDには至らず。結局、K佐伯(栄)が32ヤードFGを決め、13-6とリードを広げた。 

 

着実にパスを通すQB#3キャメロン

さらにその直後。富士通の攻撃でQB#3キャメロンの投じたパスを、LB#10高山がインターセプト。パナソニックが敵陣34ヤードからの攻撃権を得る。

だがまたしてもラン、パスとも不発。しかもK佐伯(栄)の52ヤードFGトライも失敗し、せっかく手に入れたチャンスを無得点で終えてしまう。

 

何とか追いあげたい富士通。

自陣35ヤードのからの攻撃で、QBキャメロンのラン、WR#22岩松へのパス、RB#29ゴードン、WR#9宜本のランで、敵陣35ヤードまで前進すると、QBキャメロンからWR岩松へのパス、相手の反則などでゴール前12ヤードと進む。

最後は、パスの構えからスクランブルランと見せかけたQBキャメロンが、WR#17秋山へのパスをエンドゾーン隅に決めてTD。富士通が13-13の同点とした。

 

これで勢いに乗った富士通。次のオフェンスは自陣23ヤードからQB#12平本を起用し、攻撃を開始。

RBゴードンのランや、QB平本のランやパスなどでゴール前10ヤードと迫ったが、QB平本が投じたパスを、パナソニックDB#1ポリーがインターセプト。パナソニックが攻撃を断ち切る。 

 

LB#16ニクソンのビッグプレーで富士通が勝ち越し

勝ち越しを狙うパナソニックは、自陣20ヤードから、QB高田がWR頓花へのいきなりのロングパスを決め敵陣に入る。

だがここで、パスを投じようとしたQB高田に猛烈なラッシュをかけた富士通LB#16ニクソンがボールを奪い取り、そのままエンドゾーンまで41ヤードを走りきってTD。

富士通がディフェンスのビッグプレーで、20-13と勝ち越しに成功。そのまま試合を終えた。

 

富士通の藤田ヘッドコーチは「相手が強いチームなので、前半は思ったことができなかったが、選手たちの気持ちが切れなかった。それが後半、集中力をもってプレーすることにつながった」と、冷や汗の勝利に安堵の表情。

「次は、いまよりさらにレベルをあげて臨むようにしたい」と、5連勝を視野に練習に励む。

 

獲得ヤードは、富士通203ヤードに対し、パナソニックは276ヤード。攻撃時間もパナソニックが圧倒しながらも敗れるという試合となった。「勝てるチャンスをみすみす逃して、試合を落とした。選手はよくやってくれた。(敗戦は)私の判断ミス」と、パナソニックの荒木監督。

しかし「ライン戦で負けていないなど、地力では劣っていない。去年よりレベルはあがっている」との手応えに、穏やかな表情を見せていた。

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